六道
六道の種類
天上道
三十三天あり境地(波長)の差でそのすむ場所が違うとされています。欲界 色界 無色界という三界に分けられ一番下が『欲界』若干欲が残っている境涯で男女の区別があります。 欲界の一番下の神が夜叉(やしゃ)と呼ばれています。『色界』(しきかい)からは男女の区別が無くなります。そして性欲食欲から解脱しているが物質的な制約に縛られています。一番上が『無色界』もはや、物質的な縛りも無いので、肉体の大きさなども有りません。この世界の一番上が有頂天と呼ばれています。 一番下から33の世界があるから三十三天という訳です。一天一天の輝きの幅は人間界で言う所の、『どん底の乞食』と、『この上の無いくらいすばらしい王様』くらいの差といわれています。つまりその世界で一番輝かしくとも一天上がると、乞食よりみすぼらしくなってしまうという事です。
人間道
人間の住む世界。つまりこの現世をいいます。人間道は、四苦八苦に悩まされますが、佛に成れる世界とされています。そして、この世界はあらゆる次元の存在が行き来可能な変わった世界です。
修羅道
阿修羅の世界。常に戦いがやまない世界
畜生道
牛馬などの畜生の世界、人で言えば本能のまま争い食い快楽だけをむさぼる世界
餓鬼道
食べ物や飲み物は全て炎となり、常に飢えに苦しむ世界
地獄道
罪を償わせる世界とされています。等活(とうかつ)・黒縄(こくじょう)・衆合(しゅうごう)・叫喚(きょうかん)・大叫喚(だいきょうかん)・焦熱(しょうねつ)・大焦熱(だいしょうねつ)・阿鼻叫喚地獄(あびきょうかんじごく)または無間地獄(むけんじごく)などの八大地獄観が有名。 基本的に地獄は自分が産み出す世界、魂での計画と現世での生き方のずれから生じる後悔がもとになっています。魂の目標が高いほど、ずれた時の後悔は凄まじくなります。余談ですが、行きはよいよい帰りは怖いという歌は、霊的にはその事を表現しています。 霊界から現世におりてくる時は必ず計画以上の事をやって帰ると意気揚々と現世に降りるが、現世に出たとたん全ての計画を忘れ、見事失敗し恐怖の後悔がまっているという、戒めの願いを込め霊界が現世に表現させた歌なのです。(細かい説明は割愛しました)
六道輪廻
六道輪廻とは、この六道世界を延々と繰り返す事を言います。有頂天まで上り詰めて、また落ちます。そしてまた上がって落ちる。つまり六道的発想では、延々とそれを繰り返すという事に、いずれ気がつきそのときに、ようやく別の次元へ昇華します。そこからが7次元となります。